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【ブログ】循環器リハの「点」を「線」にー大阪の理学療法士がつなぐネットワーク「OSAKA CNET」の想い
のぞみハートクリニック天王寺の大浦です。
今回のブログでは、私が運営に関与している OSAKA CNET(大阪循環器理学療法ネットワーク:Osaka Creates a New Era Cardiovascular Physical Therapy Network) についてご紹介します。
OSAKA CNETは、循環器理学療法に関わる理学療法士が、施設やフェーズの枠を越えてつながり、臨床の質向上とシームレスな連携を目指して立ち上げられたネットワークです。
当法人からは、のぞみハートクリニックと、のぞみハートクリニック天王寺のスタッフが本活動に参加しています。

連携が簡単ではない現実
循環器疾患の患者さんに関わる現場では、医師・看護師・理学療法士をはじめとした多くの医療スタッフが、それぞれの立場で日々臨床に向き合っています。
しかし現場では、
●どの施設で、どのようなリハビリテーションが行われているのかが見えにくい
●良い取り組みや工夫、患者さんの経過が他施設へ共有されにくい
●入院中から退院後、在宅生活への支援が途切れてしまう
といった課題を感じることも少なくありません。今回は、そうした現場の課題から生まれたネットワーク「OSAKA CNET」の活動と想いについてお伝えします。
OSAKA CNETとは
OSAKA CNETは、大阪府内で循環器理学療法に関わる理学療法士を中心に、急性期・回復期・生活期、そして病院から在宅・地域までを一連の流れとして捉えることを目的に活動しているネットワークです。 循環器のリハビリテーションは、「入院中だけ」「外来だけ」で完結するものではありません。 患者さんが退院後も安心して生活を続けるためには、医療機関同士、そして地域とのつながりが欠かせないと考えています。
どのような活動をしているのか
OSAKA CNETでは、主に次のような活動を行っています。
●症例検討を中心としたWebセミナーの開催
●現場での判断や工夫を共有するミニレクチャー
●急性期・回復期・生活期それぞれの視点を持ち寄ったディスカッション
これまでにWebセミナーは9回開催し、「明日からの臨床にどう活かすか」を重視した内容を継続してきました。 また、年に1回は対面でのカンファレンスも開催しています。直接顔を合わせて話すことで、オンラインだけでは得られにくい信頼関係や、新たな連携が生まれています。
すべては「患者さん・ご家族」の安心のために
OSAKA CNETの活動は、一見すると医療者同士の取り組みに見えるかもしれません。
しかし、その目的は一貫して、患者さんとご家族が安心して生活できる環境を整えることにあります。
●入院中に得られた情報が、退院後の支援へつながる
●支援する人が変わっても、その人らしさが引き継がれる
●不安や疑問を、地域の中で共有できる
そうした循環器ケアを実現するための「裏側の仕組み」が、OSAKA CNETです。
参加・連携について
OSAKA CNETでは、
●他施設・他職種の取り組みを知りたい方
●地域連携やフェーズ間連携に関心のある医療スタッフの方
●循環器疾患を持つ患者さんの生活を、より良く支えたいと考えている方
など、立場や経験年数を問わず、つながりを大切にしたい方の参加を歓迎しています。
活動内容や開催予定のセミナーについては、OSAKA CNETのホームページでもご案内しています。
ぜひWebセミナーや対面カンファレンスにご参加ください。 また、サポートメンバーも募集しています。ご関心のある方は、ぜひご協力ください。
▶ OSAKA CNET ホームページ
https://osakacnet.studio.site/
最後に
循環器疾患を持ちながら生活することは、患者さんご本人だけでなく、ご家族にとっても不安が伴います。 その不安を少しでも減らすために、医療者同士がつながり、地域全体で支えていく。
OSAKA CNETは、そうした想いから生まれた取り組みです。 今後もYUMINOとして、地域と連携した循環器医療・リハビリテーションを大切にしていきます。
のぞみハートクリニック天王寺
訪問リハビリテーション部
理学療法士 大浦


